はじめに
社員旅行の幹事を任されて、
「何から決めればいいのかわからない」
「とりあえず行き先を決めないと進まない気がする」
そんな不安を感じていませんか?
実は、社員旅行でトラブルや不満が起きる原因の多くは
手配の問題ではなく、企画段階での整理不足にあります。
・予算はあるが、何にどれくらい使うべきか決まっていない
・参加者の期待値がバラバラ
・上司や経営層が何を重視しているのかわからない
この状態で見積を取り始めると、
「価格だけを比較する流れ」になり、
結果として
「思っていたのと違う社員旅行」になりがちです。
この記事では、
社員旅行の企画を成功させるために幹事が最初にやるべきことを、
実際の団体旅行・社員旅行を多数手がけてきた立場から、
順を追ってわかりやすく解説します。
目次ーindexー
社員旅行の企画を任された幹事が最初に悩むポイント
よくある幹事様の悩み
- 行き先を先に決めるべきか?
- 予算は一人いくらが妥当なのか?
- 観光・研修・懇親のバランスは?
- 不参加者が出た場合どうなる?
ここで重要なのは、
いきなり答えを出そうとしないことです。
社員旅行の企画は
「決断」ではなく
「情報を整理して、方向性を見える化する作業」から始まります。
社員旅行の企画は「手配」より「整理」が9割
多くの幹事様が
「とりあえず旅行会社に聞いてみよう」
と考えますが、
整理ができていない状態で見積を取ると、
次のような状況に陥りがちです。
- 旅行会社ごとに前提条件が違う
- 提案内容の良し悪しが判断できない
- 最終的に「安い・高い」しか比較軸が残らない
まず必要なのは、
自分の中で完璧な答えを持つことではなく、
考える軸をそろえることです。
企画段階で迷走しかけた社員旅行の事例
社員旅行における「成功」の定義を最初に決める
社員旅行の企画で、
最も重要で、かつ見落とされがちなのが
「今回の社員旅行は、どうなったら成功なのか」
という定義です。
「楽しかった」だけでは足りない理由
もちろん、
参加者が楽しめることは大前提です。
しかし実際には、
社員旅行には立場ごとに異なる期待があります。
- 経営層:チーム力向上、意識統一、リフレッシュ
- 参加者:非日常感、交流、負担の少なさ
- 幹事:トラブルなく終わること、評価を下げないこと
これらを整理しないまま進めると、
「誰にとっても中途半端」な旅行になってしまいます。
成功の定義を決めると、企画が一気に楽になる
例えば、
- 「今回は親睦重視。内容はシンプルでいい」
- 「経営メッセージを伝える場を一つ入れたい」
- 「研修要素は入れるが、堅くなりすぎない」
このように
成功のゴールを言語化することで、
- 行き先の選び方
- スケジュールの組み方
- 予算配分
すべての判断がブレなくなります。
この段階まで整理できれば、
旅行会社への相談は
「見積依頼」ではなく「企画相談」になります。
成功の定義を整理して進めた社員旅行事例
社員旅行の企画ステップ【幹事がやるべきこと一覧】
社員旅行の企画は、
「センス」や「経験」で進めるものではありません。
順番さえ間違えなければ、初めての幹事様でも問題なく進められます。
ここでは、実際の現場で幹事様と一緒に整理している
企画の基本ステップをご紹介します。
ステップ①|背景・制約条件を整理する
最初に整理すべきは、行き先ではありません。
**「今回の社員旅行が置かれている前提条件」**です。
- 実施時期(繁忙期・閑散期・決算期など)
- 参加人数(増減の可能性)
- 年齢層・男女比
- 移動制限(飛行機必須/バス移動可 など)
- 社内ルール(補助額・自己負担・休日扱い)
この整理を飛ばすと、
後から必ず「それは聞いていなかった」という話が出てきます。
ステップ②|予算は「上限」ではなく「使い方」で考える
よくあるのが、
「一人〇万円まで」という条件だけが先に決まっているケースです。
しかし本当に重要なのは、
その予算を何に使うかです。
- 移動の快適さを優先するのか
- 宿泊の質を重視するのか
- 食事・懇親の時間を厚くするのか
- 研修・視察に投資するのか
この優先順位が決まっていないと、
同じ予算でも「満足度の低い旅行」になってしまいます。
ステップ③|日程・人数の“揺れ”を前提に設計する
社員旅行では、
最初に決めた条件がそのまま確定することは、ほぼありません。
- 出発日が変更になる
- 不参加者が出る
- 直前で人数が増減する
重要なのは、
変更が起きたときに破綻しない企画になっているかどうかです。
この視点があるかどうかで、
幹事様の負担は大きく変わります。
ステップ④|行き先・内容は「方向性」で決める
ここまで整理できて、
はじめて行き先や内容の検討に入ります。
この時点では、
「沖縄」「北海道」といった一点決めではなく、
- 非日常感重視
- 移動負担少なめ
- 研修要素を入れやすい地域
といった
方向性レベルで考えるのがポイントです。
この状態で旅行会社に相談すると、
提案の質が一気に変わります。
社員旅行の企画でよくある失敗例とその回避策
ここでは、
実際によくある失敗パターンをもとに、
事前に避けるための考え方を整理します。
失敗例①|見積を比較したが、結局よくわからなくなった
複数の旅行会社から見積を取ったものの、
- 前提条件が微妙に違う
- 含まれている内容がバラバラ
- 価格差の理由が説明できない
結果として、
「一番安いところ」に決めてしまうケースです。
回避策
→ 見積を取る前に、
「今回の企画の軸」を言語化しておくこと。
失敗例②|後から追加費用が発生し、説明に追われた
当初の見積では収まっていたものの、
- 人数変更
- 行程変更
- オプション追加
によって、
最終的に予算オーバー。
幹事様が
「なぜ増えたのか」を説明する立場になってしまいます。
回避策
→ 企画段階で
「変動しやすいポイント」を把握しておくこと。
失敗例③|参加者の温度差が大きかった
- 楽しみにしている人
- できれば参加したくない人
- 研修色が強すぎると感じる人
事前の期待値調整ができていないと、
同じ内容でも評価が大きく分かれます。
解決策
→ 「成功の定義」を先に決め、
社内共有しておくこと。
失敗例④|幹事が最後まで板挟みになった
最も避けたいのがこのパターンです。
- 上司からの要望
- 参加者からの不満
- 旅行会社との調整
すべてを幹事様が一人で背負う状態。
解決策
→ 企画段階から、
整理・設計を一緒に考えてくれるパートナーを持つこと。
社員旅行の企画はどこまで外注すべきか?
社員旅行の企画を進める中で、
多くの幹事様が一度は悩みます。
「どこまでを自分でやって、
どこからを旅行会社に任せればいいのか?」
手配だけを依頼する場合の特徴
いわゆる「手配中心」の旅行会社に依頼すると、
- 行き先・日程・人数が固まってからの対応
- 見積作成がメイン業務
- 企画内容の是非には踏み込まない
という形になります。
この方法は、
社内の方向性がすでに固まっている場合には有効です。
一方で、
企画段階が曖昧なまま依頼すると、
- 判断材料が増えるだけ
- 最終決定が幹事様に丸投げ
- 比較疲れを起こす
という状態になりがちです。
企画段階から相談する場合の特徴
企画段階から相談する場合は、
- ヒアリングを通じた整理
- 成功の定義の言語化
- 制約条件を踏まえた設計
- 社内説明を見据えた構成
といった
「決めやすくするための支援」が中心になります。
幹事様の役割は、
すべてを判断する人から
判断しやすい材料を確認する人へと変わります。
当社が社員旅行の企画設計でお手伝いできること
当社では、
「行き先が決まってから」ではなく、
企画の整理段階からのご相談をお受けしています。
ヒアリングで行うこと
- 実施背景・目的の整理
- 幹事様が感じている不安点の言語化
- 社内で合意が必要なポイントの洗い出し
- 予算・日程・人数の現実的な整理
「何が決まっていないのか」
「何から決めるべきか」を一緒に整理します。
企画設計として行うこと
- 全体コンセプトの設計
- 行程の方向性整理(確定ではなく案)
- 社内説明用の構成整理
- 変更が起きた場合の考え方整理
この段階では、
細かい手配や確定行程を作ることが目的ではありません。
「この方向で進めていい」という
合意形成をサポートすることが目的です。
決定後の対応
企画内容が固まった後は、
- 手配・調整
- 変更対応
- キャンセル規定の整理
- 幹事様の窓口一本化
まで、
一貫して対応します。
社員旅行の企画でお悩みの幹事様へ
ここまで読んでいただき、
「まさに今、この状態だ」と感じた方も
いらっしゃるかもしれません。
- まだ行き先が決まっていない
- 見積を取る前に整理したい
- 社内説明に不安がある
- 幹事一人で抱えたくない
そんな段階でも、問題ありません。
企画相談は「見積依頼」ではありません
当社の企画相談は、
必ずしもそのまま旅行の申込みを前提としたものではありません。
- 話を整理したい
- 方向性だけ確認したい
- 考え方を聞いてみたい
そうしたご相談も歓迎しています。
無理な営業は一切行っていません
企画相談後に、
- 必ず申込を迫る
- その場で決断を求める
といったことは行っていません。
幹事様が
安心して判断できる状態になることを
最優先に考えています。
目的は何か?誰の満足度を重視するのか?幹事様が背負うリスクは何か?
まずは現状を伺い、進め方が合っているかを一緒に確認します。